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隣の子は賢いのにうちの子は!?早期教育は本当に必要なの?

子どもがまだ幼稚園に行かないうちに、DVD教材やおけいこ事に行く子どもは身近にいるのではないでしょうか。いえ、我が子こそ、教材をやったり習い事を行っているという人は多いかもしれません。幼稚園に入れば、その数はまた増えます。多い子だと曜日ごとに違う習い事に行っており、友達と遊ぶ時間がない子もいるでしょう。

一昔ほどブームになっているわけではないのでしょうが、小さいうちから子どもに習い事をさせる人は実に多く、その理由も大抵は将来を見据えてとの言葉が出てきます。習い事をしていない親からすると、悪い事をしているわけではないのに、妙に子どもに対して罪悪感を感じる人もいるでしょう。

習い事、いわゆる早期教育というものは、本当に必要なのでしょうか。子どもの将来へどう関わるのか。習い事、早期教育をしている親からすれば、頭がよくて将来、優秀を絵にかいたような職業や大企業に勤められて経済的に安心と言うのがあるでしょう。スポーツ関連の習い事をしている場合は、スポーツで世界一になる、または賞金が沢山もらえるほどに強くなって、有名になったり沢山稼いだりしてもらいたい。そんな思惑があるでしょう。特に、世界で知られるほどに成績のいいスポーツ選手が幼い頃からそのスポーツをやっていたと知れば、期待する親は一気に増えます。

しかし、スポーツで有名になって沢山稼げるのはほんの一握りです。妙な期待を親が持って接すれば、それは子どもへのプレッシャーに、酷いとストレスになりかねません。もちろん、本人もそれを自ら望んでやっていればいいのですが。

勉強に関しても似たようなもので。子どもが好きで自分から率先して勉強していれば問題ないでしょう。しかし、親が子どもに多大な期待をして習わしているのならば、それはどうかと思います。

親が子どもを育てる上での最終目標とは何でしょう?いい会社に入ること?有名になってたくさん稼ぐこと?そうではないはずです。親が亡くなった(もちろん亡くならなくとも)後、1人で生きて行く力をつけることではないでしょうか?順番に考えれば、親が先に亡くなるのは当たり前なのだから、親が亡くなった後、生きていけなければ意味がありません。今の親は勉強などに力は入れるけど、その事を忘れたかのようにいつまででも子どもにべったりくっついている人が多い様に思います。

その子どもが一人前に立派に生きていく事に必要なのは、よい成績よりも自分の生き方をきちんと見つけられるか、それを実行するためにどうするのか、考える力だと思います。例え頭がよくても、回りと上手く協調性を持って生きていけなければ本人はかなり辛いはずです。回りと上手くやっていけなければ、この人は性格的に問題があるとレッテルを貼られる可能性もあります。

もし、お子さんが習い事を自ら希望しなければ、小さいうちはあえて習い事や勉強をする必要はありません。それよりも、沢山お友達と遊んで協調性を身につける方が余程いいでしょう。もし親が子どもに何かしら習わせたいと思ったのならば、成績が付けられたり競争をあおったりするようなものは止めましょう。友達同士で遊ぶようなサークル活動みたいなものに参加するのならばいいと思います。

小さいうちは、たくさん遊んで、たくさんの人達と接する機会を作るといいでしょう。そうして、子どもは生きる力を蓄えて行くのです。勉強では、生きる力はつけられません。

もう夫なんていらない!夫が協力してくれなくて私は一人ぼっち

子育て中の女性の悩みには子どもの成長に関して多いとは思いますが、それと同じように夫の態度に対する悩み、というよりも不満に近いかもしれませんが、あります。イクメンという言葉が流行った事もあるぐらい夫の育児協力が取り沙汰された時もありましたが、育児で悩んでいる妻からすれば自分の夫がイクメンだと思っているかと言えば、そうではない方が多いでしょう。夫が自分で思っている程、妻は夫が協力しているとは思えていない実態があります。

本人達からすれば、夫は子育てに協力的。妻からすれば、夫は協力してくれない、または協力してくれてもそれが空回りやずれていたりする。なんだかやりきれないですね。

どうしたらいいのでしょうか。まずは、全く協力してくれない夫の場合です。これは、最初の一歩から始めなければいけません。子どもの親とはいえ、子育ての経験値は0ですので、いきなりおむつ替えなどのハードルに高いのは避けましょう。その前に、どう夫に子育てをさせるかが問題だったりします。

今まで全く夫が子育てに協力してくれていなかった場合は、不満をぶつけるより先に協力をお願いしましょう。それにはただ単純に協力をお願いするだけではダメでしょう。人によっては、「子育てはお前の仕事だろう」になってしまいます。例えば、会社ならば仕事でも具合が悪ければ休みますよね。もちろん休みの間、その作業は止まってしまうかもしれないですが、職場によっては他者が変わりに動かないと回らない仕事もあります。それと同じ様に訴えるのはどうでしょうか。

例えば、「頭が痛くて起き上がれない。ちょっとだけ寝て休みたいから、その間だけ子どもと遊んでくれる?」お願いする内容は、子育て経験がない人には具体的にお願いする内容を言わないといけないでしょう。でなければ、何をどうやっていいのかわからないと思います。しかし、説明をすればやってくれるのではないでしょうか。

大まかな事をお願いできそうになければ、一つずつ出来ることを増やしていくのもありだと思います。例えば、「最近すごく疲れているの。もし、このまま私が倒れた時に困るといけないからおむつの替え方を覚えて。」とやはり、具体的にお願いごとを訴えてみてはどうしょうか。そこから、妻が子育てで疲れ果てている旨を理解してくれるのならば、少しずつ手伝いを増やしてくれるかも知れません。

時々、手伝いをしてもらえる状態ならば、そのできる手伝いの内容を増やしていきましょう。お風呂だけしかできなかったのが、手が離せないからとタイミングを狙っておむつ替えを頼んだり、食事の準備時間の間、遊んでもらったり。

時間は掛かるかもしれないですが、少しずつ関わってもらえるよう切欠を作りましょう。男性は切欠がないと子育てに参加できない人が多いのです。
また、仕事が忙しくて、そんな僅かな時間すら取り難い場合は、いっそのこと頭を切り替えましょう。

というのは、男親の本当の出番は、子どもが大きくなってからの方が増えていきます。特に思春期には父親が活躍する場が増えてきます。子どもが小さい時にあまり関わってくれないからと諦めるのではなく、少しでも子どもは二人で育てる事を、不満をぶつけるのではなく、協力をしてもらうスタンスで話をしていきましょう。

諦めて何も話さなくなれば、当然、夫も段々無関心になっていきます。なかなか動かない夫に不満はあるでしょうが、言い方一つで動いてくれたりするものです。妻が夫を上手にコントロールして、小さい時に活躍の場が少なくても徐々に活躍してもらえるように、正直に話をして夫婦のコミュニケーションをしていきましょう。

叩いてしまった!怒ってしまった!私は酷い母親ですか?

子どもが小さい時はとかく24時間一緒で、ついついイライラしてしまう事があると思います。学校に行くようになったとしても、帰って来た途端煩くなって、ついわずらわしく思う事もあるでしょう。特に仕事をしていたら、疲れからつい怒りが倍増される事もあります。いけないと思っても、怒りに任せてつい手をパチンとしてしまう事もあるでしょう。

手だろうが足だろうが、子どもを叩くとつい体罰という言葉が脳裏をよぎるのではないでしょうか。では、体罰とは何をもって体罰と言うのでしょう。子どもに対して、親や学校の先生など明らかに力の差がある人間が躾を理由に痛みを伴う罰を与える事は、体罰と言っていいでしょう。これは叩く、蹴るなど直接体に痛みを伴うものから、廊下に立たせるなどの精神的な痛みも含まれます。

では、躾ならば体罰は許されるのか許されないのか。この部分に関しては、賛否両論別れる所ではありますが、最近では許されないという考えが一般的になってきたと思います。というのは、昔はある程度の体罰が許されていました。それこそ昔は、学校に1人ぐらいは竹刀を持った先生がいたのではないでしょうか。今考えるとありえないと思う人も多いでしょう。しかし、昔はそれが普通なぐらい体罰に対する考え方が緩かったように思われます。

今はちょっと頭をはたいたということで体罰と騒ぐ方がいます。特に学校では保護者がすぐに声を上げたりします。もちろん、頭を叩く事はいけないでしょう。しかし、誰だって完璧な人間ではないのです。頭を叩く事が癖になっているような人や常習化している場合は問題ですが、思わずやってしまう事だってあるでしょう。それまでひとつひとつ突いていたらキリがないでしょう。

そういう意味では、ついお母さんが怒りでカッとなって子どもを叩いてしまう事はあるでしょう。いい事ではないですが、だからと言って犯罪のように考えるのも極端だと思います。また、その状況で意味合いも変わってきます。

体罰もですが、叱るのと怒るのでは違うとよく言います。子どもが悪い事をした時に叱るのは必要です。叱って、自分の過ちを諭すのは躾にもなるでしょう。対して、ただ闇雲に感情的に怒るのは意味合いが違います。怒られた方は、その過ちを反省する事が出来なくなってしまいます。

叩いてしまったり、怒ってしまったものは、取り消すことはできません。そういう場合は、必ずフォローをしましょう。子どもに怒って(叩いて)ごめんね、と素直に謝ります。悪い事をしたら謝るのを子どもに教えるのです。親が見本を見せなければいけないでしょう。その上で、子どもに愛している事を伝えるのは大事です。怒った(叩いた)後、反省したとしてもそれが子どもに伝わらなかったら子どもは傷ついたままです。親子関係の修復ができなくなってしまいます。

また、どうも自分はすぐ叩いてしまう、すぐに怒ってしまうという場合は、怒りをコントロールする方法を身につける事をお勧めします。簡単な方法としては、数を数える、または深呼吸する。その場所を離れる。などです。よく子どもに腹が立ったら子どもに出て行きなさいと言いますが、そうではなく、自分が一旦外に出るという親もいました。
そうする事で自分を落ち着かせるのです。

その場以外の対応としては、怒ったことをノートなどに記録する。そうすることによって自分が何に怒りやすいのか、どういう時に怒るのか、傾向が見えます。もっと突き進んで考えたい人はセミナーなどを受けるのもいいでしょう。

完璧な親はいません。しかし、怒らない様に努力することはできるはずです。

ニュースにようになったらどうしよう!いじめがあったら

子どもがある程度成長すると、子育てに関する悩みも変わってきます。小さい頃は体の成長具合に関わる内容の悩みが多かったのに対して、大きくなってくると子どもの友達との関わり方やいじめに関する悩みが増えて来るのではないでしょうか。幼児期と学童期ではいじめの質が違うので対応は変わってきますが、ある程度の年齢になった場合のいじめについて考えたいと思います。

その前に、勘違いしてはいけない事は、いじめとケンカは違うということです。どうしても親としては子どもがケガをして帰ってきた場合、原因に友達やクラスメイトが関係しているとついいじめだと大騒ぎをしてしまいがちですが、いじめは一方的に行われるものです。ケンカはお互いにやりあい、ケンカが終われば(時間が掛かる事もありますが)また仲は戻ります。ケガもお互い様です。よほどの事が無い限り、子どもの世界に口を挟むのは止めましょう。

これがケンカではなく、一方的な(言葉も含めて)暴力の場合は、いじめになります。こうなると話は変わります。親の対応が必要になってきます。もちろん、いじめの程度がまだ軽く自分で解決する力があるのならば、それを見守るのも有りだと思います。しかし、大抵の場合はその解決する力が及ばないもので、やはり親が子どもを守ってあげる必要が出てくるでしょう。

自分の子どもがいじめられていたら、まずはいじめはする方が悪い、と子どもの味方になってあげましょう。いじめられる方も悪いなどとは言わない様にしましょう。親にそんな事を言われたら子どもは見放された気分になり、孤立します。親としては、もっと強く立ち向かって欲しい気持ちはあるかもしれません。しかし、いじめに耐えている事自体、すでに立ち向かっているのです。

それでも強くなって欲しいと思うのならば、いじめられる方は全く悪くないという事はしっかりと伝えた上で励ますのはありでしょう。確かに世の中に出れば、理不尽な世界があるのも事実で、我慢を強いられる場面は多々出てくると考えられます。そういう意味では多少なりとも強くなって欲しいと思う気持ちもわかります。例えば1日でも学校に行ったなど頑張った様子が少しでもあれば、それでいいじゃないですか。
いつまででも励ますだけではなく、最後は親が守ってくれるという安心感を与え、子どもがもうダメだという時は守ってあげましょう。学校に訴えるのもよし、学校があてにならないのならば転校するのも検討しましょう。逃げるのではなく、理不尽ないじめから子どもを守るのです。

逆に我が子がいじめをしていたのなら、どんな理由であれ、子どもにいい分があったとしても、まずはいじめをしていた事実を謝りましょう。子ども本人としては納得いかない事かもしれませんが、こちらがムキになれば相手もかえってムキになります。いい結果を生みません。もし、いじめのそもそもの原因が相手にあったとしたら、その上でこちらの言い分を訴えましょう。

明確な理由が無い場合、いじめをする子はなんらかの心の問題を抱えている事が多分にあります。それは表面的には、まったくわからないほど大人には些細な事かもしれません。しかし、本人にはとても重大な事だったり、実は自覚がない事かもしれません。
大概にして家庭に原因がある場合が多いように思います。例えば、躾が厳し過ぎて辛い、親が無意識のうちに兄弟ばかり可愛がっている等。

親としてはそんな事はないと否定したくなるでしょうが、一度冷静に考えてみましょう。意地になって自分を正当化すると、子どものいじめはまた繰り返すことになりかねません。

もしかしたら足が悪いの?歩くのが遅いと言われたら

子どもの発達に関して、親は様々な事で一喜一憂するでしょう。体重身長もそうでしょうし、言葉も気になります。よくある育児書での成長過程と我が子の成長具合を見比べる事も多いでしょう。寝がえり、ハイハイ、つかまり立ち、あんよと順に進まないのも心配の一つになります。

その中で、足の発達に関しても心配する親は多いでしょう。寝がえりやハイハイも成長の途中経過としてあるのですが、その中でも歩く歩かないは、親としては今後の生活に関わる問題になってきます。もし、歩くのが遅くそれにより障害などが見つかるとつい子どもの将来が心配でたまらないでしょう。もちろん障害そのものは悪い事ではないのですが、今の世の中では生き難い事実があります。

1歳半検診において、歩くか歩かないかの確認をしますが、これが意外に親の不安をあおったりします。早い子だと1歳前に歩き出す子もいます。下手をすれば検診時には走り回っていたりします。そうなると、まだ歩くどころかつかまり立ちやハイハイばかりしている子どもを見ると、つい親としては不安になってしまうものです。

しかし大抵において、子どもの性格や個人差であることが多いです。もちろん、病気や障害の可能性がある場合もあるので、全てにおいて大丈夫だとは言い切れないのですが、子どもって小さいながらに自分で必要性を感じなければ歩かなかったりするものです。ただ、先ほども言った通り、全てが心配ないというわけではないので、しっかりと子どもの様子は見る必要はあるでしょう。他の子と比較するわけではないのですが、明らかに足の形が歪んでいたりしたらそれは対処が必要です。

よく観察して、特に体に異常が見られないならば(心配ならば、一度病院で診てもらえばいいと思います。それだけでも不安が解消されることでしょう。)、あとは本人次第という所でしょうか。子どもによっては歩くよりハイハイの方がスピードが出てそちらの方が楽だからと歩くのを面倒くさがる子もいます。歩かなくても必要なものを親が全て持って来てくれたりすれば、必要性を感じなくて歩かない子もいるでしょう。

歩く歩かないの話と同列で出てくる問題に歩行器の良し悪しについて話題になることがあります。これも、賛否両論です。実際に使った人の意見も賛否あり、使って良かったと言う声もあれば、逆に使わない人からすれば、やはり不要という声もあります。
子どもというのは、首がすわる、寝がえりをする、お座りをする、ハイハイ、たっち、上から順に体がしっかりしてきます。まだ一人であんよが出来ないと言う事は体の筋肉もあんよができるほどには成長していない、出来上がっていないと言う事です。その状態で、歩行器を使うと言う事は、出来上がっていない筋肉を無理して使って歩かせるのと同じ事です。ですので、歩くのに必要な筋肉形成が遅くなり歩くのが遅くなるという話もあります。

こういう書き方をすると赤ちゃんにとても害があるように見えますが、歩行器の使い方の問題もあります。やはり忙しい時など便利です。よく短時間なら、問題ないと言う話もありますし、問題なかったという経験もあります。子どもに無理のない程度ならば、いいと思います。後は、段差などで倒れるなどの事故には気をつけましょう。

そうやって歩くようになった時に、気を付けて欲しいのが靴選びです。子どもの体はまだまだ柔らかい状態です。靴に足を合せるような靴を選ぶのは体によくないです。また、今は子どもの体力不足が言われ、土ふまずがない子も多いです。土ふまずがないと疲れやすく転びやすいです。いっぱい歩いて体力をつけ、土ふまずを作りましょう。

私の話掛けが少ないの?言葉の発達が遅いと言われてしまった

子どもの成長は親としてはとても楽しみで嬉しいものでしょう。反面、ちょっとでも育児書の記載や回りと比べて遅れていると心配になったりもするでしょう。特に検診では、保健師さんに指摘されるとつい落ち込んだりするものです。いくつか指摘される中で、よく話題の一つに上がるのが言葉の遅れではないでしょうか。1歳半検診では、体重などの体の発達の他にも言葉の発達についても見られます。検診で言葉の発達の遅れを指摘されると、ついつい親は不安になるものです。

言葉の遅れも全てではないですが、個人差によるものが多いと考えられます。検診の時の様子でもわかるとは思いますが、言葉の発達というのは、口から発せられる言葉だけでなく、親の言う事を理解しているかどうか、回りとコミュニケーションが取れているかどうかも大切なチェックポイントです。

よくコップに溜められる水に例えられ事が多いのですが、まだ幼い子どもは、回りから届く言葉をいっぱい聞いて頭の中で蓄積します。それがある程度溜まって来るとコップの水があふれるように言葉がわーっと出てくるようになります。実際に経験者のほとんどから聞かれる話が、言葉の発達が遅いと言われていて確かに他の子どもよりも話しだしたのが遅かったが、しゃべりだしたら途端にたくさん言葉が出てくるようになった、今はうるさいほどお喋りになった、など。それだけ頭に蓄積できるなんて賢いと思いませんか?

もちろん、単純に遅れているのではなく、発達障害の場合も0%ではないので、自分の子どもの状況を把握するのは大切です。親が話している事が理解できているか、耳が聞こえていない様子はないか、など、子どもの様子はしっかりと見極める必要はあります。もし、声は出るけど言葉になっていない場合、親の言う事がわかっていて、明確な言葉でのコミュニケーションがとれていなくてもジェスチャーなどでコミュニケーションが取れていれば心配することはまずないでしょう。

心配ないからと言って、じゃあ親としてそのままでいいのかと言えば、それも違います。ご飯の支度など忙しい時間帯は兎も角、楽だからと何かとテレビなどの一方通行での話しかけに任せっきりにしないようにしましょう。テレビなどは言葉のキャッチボールが出来ません。これが親子や回りの人達とのやりとりならば、話しかければ返事がありますが、テレビだとそうはいきません。特に今は携帯に子守りをさせる親が増えています。携帯を使うというのは電磁波の子どもへの影響もさることながら、やはり言葉の発育にいい影響はないでしょう。それらは、会話が継続しないので言葉を発する必要がなくなってしまいます。

また、子どもの訴えを先読みする親も言葉の発達を遅らせる要因になります。子どもが言葉によって欲求を言う前に、親が子どもの欲求を先読みしてその欲求を満たしてしまうと、欲求を言葉にして現わす必要がなくなりなり、言葉を言う機会が減ります。忙しくてじれったい時もあるでしょうが、ゆっくりと子どもが欲求を口にするのを待ちましょう。兎に角、子どもが言葉を発しやすい環境を整えるといいでしょう。

まわりの経験談や、子どもの様子から大丈夫だと思えても、やはり心配になる人もいるでしょう。その場合は、専門家に相談するのもありだと思います。相談するだけで不安が解消されますし、子どもへの接し方のアドバイスも貰えます。上手くいけば同じ様に子育てで悩んでいる人達との交流ができる場を作る機会もできるかもしれません。

子どもは親の不安を敏感に読みとります。あまり不安な顔を見せるよりも、回りや専門家を上手に活用して楽しく子育てをしたいものです。

回りが煩いんだけど!二人目はと言われたって気にしない

一人目がある程度大きくなると、どうしても回りの声が煩くなってきてうんざりする人も多いのではないでしょうか?特に親や親せき。それ以外にも近所の人も皆、口を揃えて「そろそろ二人目は?」。二人目をどうするのかは、自分たちで考えたいものです。

世の中にはいろいろな事情や理由があって二人目を作らない、またはできにくい人がいます。しかし、回りはそんな事情は知りません。ですので、つい挨拶変わりに言ってしまいます。言う事自体は悪いことではないと思います。とはいえ、当人からすれば、言われる事自体かなりショックだと思います。ただ、言われた方はショックを受けても、言った方は何故ショックを受けたのかは理由を知らなければ、わからないでしょう。言った方は例えば過去、同じ事を言われてもショックを受けたという経験がなければ、これもまたわからないものです。

じゃあ、どうすればいいのでしょうか。言われる前にいちいち会う人ごとに、説明をするわけにもいきません。それこそ、この人いきなり何を言い出すんだろうと言われかねませんし、いちいち言う事によって更に自分が傷つくことだってあります。

考え方を変えるのは、なかなか難しいですが、相手を変えるのはもっと難しいのです。ならばやはり考え方を変えて、「二人目は…。」と言われたら、この人は”他に話題がないんだ””何もこちらの事を知らないから”と切り替えましょう。実際に、深く考えずに「今日はいいお天気ですね。」と同じぐらい軽い社交辞令で口にする人もいるでしょう。相手がおしゃべりの話題を持っていないか、おしゃべりをする切欠が欲しいのだと思えば多少は腹立たしさも収まるのではないでしょうか。

それでも言われるのが嫌ならば、話題を逸らすようにしましょう。いきなり「余計な事を言わないで!」と怒ったら相手もびっくりしてお互いの関係が拙くなることにもなりかねません。言った方は、貴女に意地悪をいいたくて言ったのではないのですから。敢えて本当に意地悪で言ったのならば、それはまた話が変わります。

人によっては、事情を説明して子育てや今後の生活の話相手や相談相手になってくれる人もいるかもしれません。もちろん誰にでもという訳ではなく、この人なら…という場合になるでしょう。人には、誰でも他人には言えない苦労があって、話してみればお互いに相手の悩みを知っていい話相手になる場合もあります。

親や親せきなどは、どうしても期待や希望を持って口にしてしまう事が多いでしょう。まだまだ家、家系と言うものを何よりも大切にしなくてはいけないという考えはあるのですから。身内だからこそ、言われると余計に腹が立つということもあります。そんな場合は、腹立たしく言い返したくなりますが、そこはひとまず堪えて、時間を置いて反論してはどうでしょうか。もちろん感情的にならないよう、夫に間に入ってもらえれば揉めなくていいでしょう。

これだけは忘れないようにして欲しいと思います。例え、どんなに嫌な姑、舅だとしても、自分の愛する夫を育ててくれた人です。それこそ、違う環境で生きてきたのです。考え方も違って当然です。しかも、子どもからすれば、優しいおじいちゃんおばあちゃんでしょう。(そうでない祖父母もいますが)子どもには、祖父母を悪く言う様な言葉を聞かせないでください。

自分が二人目の事を言われたのと同じように、他の人には、貴女の知らない、言われたくない事があるかもしれません。お互いに知らないままに相手を傷つけることだってあるかもしれないのです。お互い様の部分があるでしょう。そうやって考えると多少は、気が楽になるのではないでしょうか。

子どもと二人きりで疲れちゃった!そんな時どうすればいいの?

赤ちゃんが生まれた時は嬉しさでいっぱいの事だったと思います。生まれてから暫くは3時間ごとの授乳になって、赤ちゃんにつきっきりになるでしょう。それも月日を追うごとに間隔が空いていきます。気付けば、睡眠不足だったのが多少解消されるようになったと言う事もあるでしょう。

しかし、夜中の授乳が無くなったとしても今度は昼寝が無くなってきて、いつでもどこでも子どもから「遊ぼう」と誘われる。そうすると、やはりゆっくりと体を休ませる事ができない。それでなくとも、日によっては赤ちゃん以外とは、誰とも会話すらしていない日だってあります。そうなると、時間の拘束だけでなく、孤独を感じるのは強くなってくるでしょう。

まだ自分が疲れているな、と感じるくらいならばいいのですが、下手をすれば病院にお世話になるほどに疲れ果ててしまうかもしれません。よく新聞などで子どもに虐待をしてしまった、子どもを放置してしまった、というニュースを耳にする事があります。ニュースほどではないにしても、疲れ果てると自分一人の力だけではなんともなりません。

自分の一人の力だけでは子育てはできません。母親としての能力があるないという事ではなく、子どもはみんなで育てるものです。まずは、夫に協力を仰ぎましょう。当然、夫からすれば自分も仕事で疲れ果てているので、そうそうは子育てに時間を費やせないという言葉はあるでしょう。そんな時は、夫に不満も出るでしょうが、自分の今の事情を説明して協力を仰ぎましょう。愚痴ではなく、説明をするのです。

それ以外にも、地域によってはファミリーサポートのシステムがある自治体もあります。これを活用しない手はありません。ファミリーサポートは、自治体に違いはあるものの、基本的に子育てや介護などの援助をしてもらえるものです。ファミリーサポートを利用して、少し子育てから離れてリフレッシュできたらストレスも軽減するのではないでしょうか。

また、友人でも協力を仰げる人がいれば、お願いするのはありだと思います。逆に子どもがある程度大きくなった時、その友人からSOSが出た時、自分がお手伝いするという方法ならばお互い様で頼みやすいのではないでしょうか。こうやって何かしらの方法でもってちょっとでも子どもから距離をおく時間を作るといいでしょう。

また、そうやって子どもと距離をおく時間がなかなか取れない時は、実体験を読んだり見たりするだけでも、「あぁ、自分と同じような人がいるんだ。」と気持ちが楽になったりするものです。体験談の話や漫画を読むのもお勧めします。本をゲットするタイミングがなければ、ネットで検索すればいくつかヒットするものがでてくるでしょう。

それ以外にも、ストレスをためない様に家事を完璧こなさないで、手を抜きましょう。子どもが昼寝の時は一緒に寝る。睡眠は大事です。家事に手を抜くだけでも楽になるのではないでしょうか。完璧はストレスになることもあるのです。ぜひ、リラックスして家事に臨みましょう。

母親が笑っていれば子どもも笑顔になります。もちろん、無理矢理笑顔を作るのは違うでしょうが、子どもは親の感情を敏感に感じ取ります。親がイライラすれば、それが子どもに伝わり、子どもも不機嫌になります。さらに親もイライラと悪循環。母親は家庭で太陽の役割です。ぜひ、笑顔で子育てに臨みましょう。

偏食がなおらない!どうして食べてくれないの!?

子どもは離乳食から始まり、少しずつ食べものを広げて味を覚えて行きます。味も離乳食の段階では大人では不味いと思うぐらい薄く、段々と濃くしていくのが通常でしょう。赤ちゃんの離乳食の段階ですでに好き嫌いは出来てきます。それは、早くに甘い味を覚えたり、早々に赤ちゃん向け以上の濃い味のお菓子を食べたりすることも原因の一つでしょう。

それでもなんとか離乳食から進んで、大人と同じような形でご飯を食べられるようになったとします。その中で、野菜が食べられなかったり等、食べるものが増えるごとに好き嫌いも増えて行くのは仕方がないでしょう。

子どもにはまだまだ未発達な器官があるのですが、味覚もまた未熟なのです。と言うのは、大抵の野菜で誰もが感じる苦みやエグミ、また酸味というのは、まだ子どもには上手く認識できず、毒(本当は毒ではないのですが)と同じように感じられるからです。腐った物も酸っぱかったり苦かったりしますよね。毒も実際には食べられないのでイメージが先行していますが、苦かったりするようです。それと同じように判断されるのです。本能から来るものなのです。小さい子供の生きる知恵と言えばいいのでしょうか。

ですので、野菜嫌いだとしても、無理に食べさせる必要はないのです。野菜嫌いでも苦みのない野菜は食べられたりする子がいるのはそういうことです。それでいいのです。じゃあ栄養は大丈夫なのか?という心配があるでしょう。食べられない野菜以外からだって必要な栄養は取れます。そこから栄養を上手く摂取すればいのです。もし、栄養が不足しているようだったら、本能的に体がその栄養を欲します。今まで食べなかったり、あまり手を出さないような食べ物に急に手を伸ばす様な時は、その栄養を体が欲している時です。

成長していくうちに、味覚も発達し、もちろん好き嫌いなくご飯を食べることも覚え、食べれる物が増えて行きます。今まで食べられなかったトマトがある日を境に急に食べるようになった、好きになったということも出てくるでしょう。ですので、あまり心配はいりません。

ただ、やはりじゃあ与えなくていいのか?というとそうでもなく、食べる切欠作りは必要です。また、味を知る上でもその場できちんと食べられなくとも、口から出してもいいので一度は口に入れるように声掛けをしてみましょう。というのは、野菜に限った事ではないですが、小さい頃に口にした食べ物は一旦は食べなくなっても頭のどこかに記憶として残り、大人になった時に、昔食べたな、と食べ物の記憶が蘇りまた食べるようになる、好きになる事になるからです。その時にまったく一口も食べた事のない食物だと、食べようという気は起きず、嫌いなままになります。

年を取ると、ご飯のおかずがやたらと煮物ばかりになる人がいます。それは、単純に脂っこいものがダメだという理由とまた別に小さい頃、よく煮物を食べてたという家庭環境も起因しているのです。そうやって考えるとほんの少しでもいいので、嫌いだと反応する食べ物、野菜を一口でも口に入れて味を記憶させておくといいでしょう。

また、好き嫌いの原因の一つに加工食品を早々に与えるのも、その理由と言われています。というのは、加工食品は味が濃かったり、それこそ子どもの好きな甘いものが多いのです。糖分の取り過ぎはそもそも栄養面でもよくないのですが、味覚の面からも糖分の取り過ぎはよくありません。スナック菓子はなるべく避けるべきでしょう。

子どもは単純に好き嫌いというわけではないので、無理矢理食べさせることは止めて、もし食べれたら大いに褒めてあげましょう。

働く母親は素晴らしい?それって本当に素晴らしい事なの?

社会で第一線で働いていた女性からすれば、結婚、出産で会社を辞めて家庭に入ると、つい社会から取り残された気分になる人は多いのではないでしょうか。況してや同じ年でまだまだ働いている同僚などがいる場合は、尚更その気持ちは強いかもしれません。

しかし、よく考えてください。給料は出なくとも、子育てだって立派な主婦の仕事でもあるのです。子どもが育たなければ将来の社会はないのです。人間は何かと目先の事にとらわれがちですが、将来のためを考えることだって大事な事なのです。それに夫だって、奥さんが頑張って家庭を守っているから安心して働けるのです。

主婦の仕事を給料に換算すると月給約40万円あるとの試算もあります。そう考えると、サラリーマンと然程かわらないのではないでしょうか。ですので、専業主婦だって立派に仕事をしているんだと自信を持ってください。外で働く母親だけが立派ではありません。同じなのです。

それでもやはり、社会に取り残されたと感じて、外で働きたいと思う人もいるでしょう。もちろん、外で働くことが悪いことではありません。ただ気をつけたい事はあります。働く理由と、子どもへのフォローです。

世の中には様々な家庭があり、様々な理由で働かなくてはいけない家庭もあります。その理由を全て子どもに話す必要はないでしょうが、ある程度の説明は必要でしょう。例え子どもがまだ小さくとも、子どもは親をよく見ています。例えば経済的な理由にしても、言い回しの工夫は必要だとしてもきちんと子どもに説明をするべきです。そうすればわかてくれます。

逆に、ただ自分の小遣いが欲しいから、なんとなく働きたいからという理由では、子どもは納得しないかもしれません。自分の事だけしか考えていない事も子どもにはわかってしまいます。子どもは、母親は自分より遊ぶお小遣いの方が大切なんだ、自分は大事じゃないんだ、なんて思ってしまうかもしれません。ただ働きたいというだけでなく、外で働かないとストレスをためて家にいる事がデメリットになってしまうようなタイプの場合は、きちんとそれを説明しましょう。きちんと説明すれば、きっと子どもはわかってくれるでしょう。

これらはあくまでも言葉がわかってくる幼児以上になります。まだ赤ちゃんの場合は、すぐには説明できないかもしれないですが、ある程度大きくなって親の話がわかるようになったら、一度説明するのがいいでしょう。

どちらにしても、子どもへのフォローは大事にしましょう。時間は関係ありません。ほんの少しの時間でも構いません。ぎゅっと抱きしめてあげるだけで違います。お母さんはあなたを愛していると言葉でなくとも伝えましょう。病気の時はこれ以上ないほどに子どもは心細いはずです。会社の都合もあるかもしれませんが、休めるのならば休んであげましょう。

もし、働く事を急いでいなければ、子どもが親離れの気配を見せてからでもいいと思います。母親が働く事はお互いの自立のためにもいいでしょう。この場合の理由は、お互いの自立の為と考えれば、自分勝手な理由にはなりません。

外で働くこと自体が素晴らしい事ではありません。その理由、動機がどうであるかが大事です。父親だって、よくよく考えれば家族の為に働いているのです。もし、働くことに焦っているようでしたら今一度、自分の働くという意味、理由について考えてみましょう。

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