赤ちゃんが生まれた時は嬉しさでいっぱいの事だったと思います。生まれてから暫くは3時間ごとの授乳になって、赤ちゃんにつきっきりになるでしょう。それも月日を追うごとに間隔が空いていきます。気付けば、睡眠不足だったのが多少解消されるようになったと言う事もあるでしょう。

しかし、夜中の授乳が無くなったとしても今度は昼寝が無くなってきて、いつでもどこでも子どもから「遊ぼう」と誘われる。そうすると、やはりゆっくりと体を休ませる事ができない。それでなくとも、日によっては赤ちゃん以外とは、誰とも会話すらしていない日だってあります。そうなると、時間の拘束だけでなく、孤独を感じるのは強くなってくるでしょう。

まだ自分が疲れているな、と感じるくらいならばいいのですが、下手をすれば病院にお世話になるほどに疲れ果ててしまうかもしれません。よく新聞などで子どもに虐待をしてしまった、子どもを放置してしまった、というニュースを耳にする事があります。ニュースほどではないにしても、疲れ果てると自分一人の力だけではなんともなりません。

自分の一人の力だけでは子育てはできません。母親としての能力があるないという事ではなく、子どもはみんなで育てるものです。まずは、夫に協力を仰ぎましょう。当然、夫からすれば自分も仕事で疲れ果てているので、そうそうは子育てに時間を費やせないという言葉はあるでしょう。そんな時は、夫に不満も出るでしょうが、自分の今の事情を説明して協力を仰ぎましょう。愚痴ではなく、説明をするのです。

それ以外にも、地域によってはファミリーサポートのシステムがある自治体もあります。これを活用しない手はありません。ファミリーサポートは、自治体に違いはあるものの、基本的に子育てや介護などの援助をしてもらえるものです。ファミリーサポートを利用して、少し子育てから離れてリフレッシュできたらストレスも軽減するのではないでしょうか。

また、友人でも協力を仰げる人がいれば、お願いするのはありだと思います。逆に子どもがある程度大きくなった時、その友人からSOSが出た時、自分がお手伝いするという方法ならばお互い様で頼みやすいのではないでしょうか。こうやって何かしらの方法でもってちょっとでも子どもから距離をおく時間を作るといいでしょう。

また、そうやって子どもと距離をおく時間がなかなか取れない時は、実体験を読んだり見たりするだけでも、「あぁ、自分と同じような人がいるんだ。」と気持ちが楽になったりするものです。体験談の話や漫画を読むのもお勧めします。本をゲットするタイミングがなければ、ネットで検索すればいくつかヒットするものがでてくるでしょう。

それ以外にも、ストレスをためない様に家事を完璧こなさないで、手を抜きましょう。子どもが昼寝の時は一緒に寝る。睡眠は大事です。家事に手を抜くだけでも楽になるのではないでしょうか。完璧はストレスになることもあるのです。ぜひ、リラックスして家事に臨みましょう。

母親が笑っていれば子どもも笑顔になります。もちろん、無理矢理笑顔を作るのは違うでしょうが、子どもは親の感情を敏感に感じ取ります。親がイライラすれば、それが子どもに伝わり、子どもも不機嫌になります。さらに親もイライラと悪循環。母親は家庭で太陽の役割です。ぜひ、笑顔で子育てに臨みましょう。