一人目がある程度大きくなると、どうしても回りの声が煩くなってきてうんざりする人も多いのではないでしょうか?特に親や親せき。それ以外にも近所の人も皆、口を揃えて「そろそろ二人目は?」。二人目をどうするのかは、自分たちで考えたいものです。

世の中にはいろいろな事情や理由があって二人目を作らない、またはできにくい人がいます。しかし、回りはそんな事情は知りません。ですので、つい挨拶変わりに言ってしまいます。言う事自体は悪いことではないと思います。とはいえ、当人からすれば、言われる事自体かなりショックだと思います。ただ、言われた方はショックを受けても、言った方は何故ショックを受けたのかは理由を知らなければ、わからないでしょう。言った方は例えば過去、同じ事を言われてもショックを受けたという経験がなければ、これもまたわからないものです。

じゃあ、どうすればいいのでしょうか。言われる前にいちいち会う人ごとに、説明をするわけにもいきません。それこそ、この人いきなり何を言い出すんだろうと言われかねませんし、いちいち言う事によって更に自分が傷つくことだってあります。

考え方を変えるのは、なかなか難しいですが、相手を変えるのはもっと難しいのです。ならばやはり考え方を変えて、「二人目は…。」と言われたら、この人は”他に話題がないんだ””何もこちらの事を知らないから”と切り替えましょう。実際に、深く考えずに「今日はいいお天気ですね。」と同じぐらい軽い社交辞令で口にする人もいるでしょう。相手がおしゃべりの話題を持っていないか、おしゃべりをする切欠が欲しいのだと思えば多少は腹立たしさも収まるのではないでしょうか。

それでも言われるのが嫌ならば、話題を逸らすようにしましょう。いきなり「余計な事を言わないで!」と怒ったら相手もびっくりしてお互いの関係が拙くなることにもなりかねません。言った方は、貴女に意地悪をいいたくて言ったのではないのですから。敢えて本当に意地悪で言ったのならば、それはまた話が変わります。

人によっては、事情を説明して子育てや今後の生活の話相手や相談相手になってくれる人もいるかもしれません。もちろん誰にでもという訳ではなく、この人なら…という場合になるでしょう。人には、誰でも他人には言えない苦労があって、話してみればお互いに相手の悩みを知っていい話相手になる場合もあります。

親や親せきなどは、どうしても期待や希望を持って口にしてしまう事が多いでしょう。まだまだ家、家系と言うものを何よりも大切にしなくてはいけないという考えはあるのですから。身内だからこそ、言われると余計に腹が立つということもあります。そんな場合は、腹立たしく言い返したくなりますが、そこはひとまず堪えて、時間を置いて反論してはどうでしょうか。もちろん感情的にならないよう、夫に間に入ってもらえれば揉めなくていいでしょう。

これだけは忘れないようにして欲しいと思います。例え、どんなに嫌な姑、舅だとしても、自分の愛する夫を育ててくれた人です。それこそ、違う環境で生きてきたのです。考え方も違って当然です。しかも、子どもからすれば、優しいおじいちゃんおばあちゃんでしょう。(そうでない祖父母もいますが)子どもには、祖父母を悪く言う様な言葉を聞かせないでください。

自分が二人目の事を言われたのと同じように、他の人には、貴女の知らない、言われたくない事があるかもしれません。お互いに知らないままに相手を傷つけることだってあるかもしれないのです。お互い様の部分があるでしょう。そうやって考えると多少は、気が楽になるのではないでしょうか。