子どもの発達に関して、親は様々な事で一喜一憂するでしょう。体重身長もそうでしょうし、言葉も気になります。よくある育児書での成長過程と我が子の成長具合を見比べる事も多いでしょう。寝がえり、ハイハイ、つかまり立ち、あんよと順に進まないのも心配の一つになります。

その中で、足の発達に関しても心配する親は多いでしょう。寝がえりやハイハイも成長の途中経過としてあるのですが、その中でも歩く歩かないは、親としては今後の生活に関わる問題になってきます。もし、歩くのが遅くそれにより障害などが見つかるとつい子どもの将来が心配でたまらないでしょう。もちろん障害そのものは悪い事ではないのですが、今の世の中では生き難い事実があります。

1歳半検診において、歩くか歩かないかの確認をしますが、これが意外に親の不安をあおったりします。早い子だと1歳前に歩き出す子もいます。下手をすれば検診時には走り回っていたりします。そうなると、まだ歩くどころかつかまり立ちやハイハイばかりしている子どもを見ると、つい親としては不安になってしまうものです。

しかし大抵において、子どもの性格や個人差であることが多いです。もちろん、病気や障害の可能性がある場合もあるので、全てにおいて大丈夫だとは言い切れないのですが、子どもって小さいながらに自分で必要性を感じなければ歩かなかったりするものです。ただ、先ほども言った通り、全てが心配ないというわけではないので、しっかりと子どもの様子は見る必要はあるでしょう。他の子と比較するわけではないのですが、明らかに足の形が歪んでいたりしたらそれは対処が必要です。

よく観察して、特に体に異常が見られないならば(心配ならば、一度病院で診てもらえばいいと思います。それだけでも不安が解消されることでしょう。)、あとは本人次第という所でしょうか。子どもによっては歩くよりハイハイの方がスピードが出てそちらの方が楽だからと歩くのを面倒くさがる子もいます。歩かなくても必要なものを親が全て持って来てくれたりすれば、必要性を感じなくて歩かない子もいるでしょう。

歩く歩かないの話と同列で出てくる問題に歩行器の良し悪しについて話題になることがあります。これも、賛否両論です。実際に使った人の意見も賛否あり、使って良かったと言う声もあれば、逆に使わない人からすれば、やはり不要という声もあります。
子どもというのは、首がすわる、寝がえりをする、お座りをする、ハイハイ、たっち、上から順に体がしっかりしてきます。まだ一人であんよが出来ないと言う事は体の筋肉もあんよができるほどには成長していない、出来上がっていないと言う事です。その状態で、歩行器を使うと言う事は、出来上がっていない筋肉を無理して使って歩かせるのと同じ事です。ですので、歩くのに必要な筋肉形成が遅くなり歩くのが遅くなるという話もあります。

こういう書き方をすると赤ちゃんにとても害があるように見えますが、歩行器の使い方の問題もあります。やはり忙しい時など便利です。よく短時間なら、問題ないと言う話もありますし、問題なかったという経験もあります。子どもに無理のない程度ならば、いいと思います。後は、段差などで倒れるなどの事故には気をつけましょう。

そうやって歩くようになった時に、気を付けて欲しいのが靴選びです。子どもの体はまだまだ柔らかい状態です。靴に足を合せるような靴を選ぶのは体によくないです。また、今は子どもの体力不足が言われ、土ふまずがない子も多いです。土ふまずがないと疲れやすく転びやすいです。いっぱい歩いて体力をつけ、土ふまずを作りましょう。